・志望動機は、面接官が採用可否を決める1番大切なポイント。
・保育園を調べなければ、志望動機を考えるのは難しい。
・しっかりと自分の言葉で、面接官にあなたの気持ちを伝えよう。
面接受けてみたいけど、、、
難しそうな顔されてますけど、、
あれ、本当に苦手で。どう書いたら良いか全然わからなくて、、、
では、保育士さんの志望動機の考え方を詳しく説明しましょう!
目次
志望動機ってなぜ重要?
履歴書でも面接でも、ほぼ必ず聞かれる志望動機。
「なんとなく大事そうだな」と感じている方も多くいらっしゃると思います。
しかし、「なぜ大事?」と聞かれると答えるのは難しいですよね。
そもそも、なぜ志望動機は大事なのでしょうか?
面接官にアピールできる絶好のポイント
志望動機は、履歴書でも面接でも面接官に最もあなたをアピールできる項目です。
何故ならば、保育士のスキルは履歴書や面接の中だけでは正確に捉えることが難しいからです。
もちろん、経験年数で一定理解することはできます。ですが、保育園では園によってやり方も大きく違うため、 経験が必ず生きるとも限りません。
すると、面接官は比較的違いの出やすい『志望動機』を書類選考や面接の可否のポイントに使うのです。
面接官がもっとも大切にしているのは熱意
多くの保育園で、面接官に『合否を出すときに最も大切なポイントは?』と質問をすると
『面接で合格を出すときに最も大切にしていることは熱意、やる気。』という答えが返ってきます。
この熱意、やる気を1番伝えることができるのが志望動機です。
志望動機の書き方をしっかり確認して、あなたの気持ちを面接官にしっかり届けましょう。
志望動機で見ているポイント
志望動機の重要性は先程確認をしましたが、面接官は志望動機のどこをポイントとしてみているのでしょうか。
あなたの志望度はどれほどか
最も重要なものは、あなたがどれほど面接を受ける保育園に入社したいと思っているか = “志望度”です。
近年では、転職サイトや転職エージェントの増加によって、”取り敢えず受けに来た“や”転職エージェントに言われたから来た“とお話をされる保育士さんが非常に多くなっています。
いくら売り手市場の保育士とはいえ、こうした姿勢では内定を掴むことは難しくなってしまいます。
面接官は、
- 「本当にうちの保育園に興味があるのか?」
- 「内定を出したら入社してくれるのか?」
こんなことを志望動機から読み取っています。
あなたがどうしてその保育園で働きたいと思っているのかをきちんと整理して伝えるように心掛けましょう。
自社の理念にマッチしているか
保育園では、それぞれの保育園で異なる独自の保育観<を持っています。
また、同じように保育士も、それぞれ学んできたことや経験によって独自の保育観を持っている方が多いでしょう。
面接官は、あなたの保育観が保育園の考え方とマッチしているのかをとても注意してみています。
なぜなら、もし保育観の違う保育士が入社をした場合、既に働いている保育士との間で余計な軋轢や揉め事を引き起こす大きな要因となるからです。
保育園はチームで働く場所である為、こうした部分は面接官が特に気にしています。
志望動機の考え方
ここまで、志望動機の重要性と、面接官が志望動機でみているポイントについて確認をしてきました。
それを踏まえて、いよいよ実際に志望動機をかんがえてみましょう。
ステップ1:保育園のことをしっかり調べましょう
まずは、保育園のことをできる限り詳細にしっかりと調べましょう。
面接官に志望度を伝えるためにも、保育園とのマッチ度を理解してもらう為にもまずは相手の保育園のことをよく理解する必要があります。
特に以下の項目については、必ず調べるようにしましょう。
保育理念
保育理念は何よりもその保育園が大切にしている事を表しています。
ホームページには、なぜその保育理念を掲げているのか
その結果としてどういった事を成し遂げたいのかまで詳しく記載されている場合もあります.
ぜひ注意して見るようにしましょう。
保育指針
保育理念と並んで、その保育園がどういった方針のもと子どもを預かるのかという考え方を表す重要な内容を表しています。
特に仕事内容とも密接に関わってくる部分の為、細かくチェックして不明な言葉は事前に調べて理解しておきましょう。
年間行事スケジュール
年間の行事は、各保育園によって特徴が色濃く出る部分です。
行事は、その保育園の先生も想いを込めて行なっています。
ホームページや、最近ではinstagramに行事の様子が出ていたりするので、必ずどういった行事を行なっているのか確認しましょう。
また保育園の行事を知ることによって、保育の狙いがより鮮明に理解できることもあるでしょう。
求める人物像
保育園が採用ページや求人サイトに掲載をしている場合、求める人物像について記載していることがあります。
求める人物像は、保育園の面接が「こんな人と働きたい」と考えた人物像を言語化したものです。
事前に、人物像を確認し自分との共通点を探しておきましょう。
また、仮に求める人物像が記載されていない場合でも、保育士のインタビュー記事が掲載されている場合があります。
インタビューに出ている保育士は、その保育園でもエース級の保育士であるケースがほとんどです。
こうした記事を参考にするのもいいでしょう。
求人の仕事内容
意外と忘れがちなのが、求人の仕事内容です。
“保育業務全般”と記載されている場合も多いですが、転職エージェント等を利用しているのであれば、
何歳児のクラスを担当する予定なのかは事前にエージェントに聞いておきましょう。
そのほかの諸条件
採用条件も見落としてがちなポイントです。
給与は誰しも確認をしますが、福利厚生や働きやすくする為の制度など確認を忘れがちです。
保育園も保育士に長く働いてもらう為に、様々な制度の運用に力を入れています。
そうした部分を、面接前にしっかり理解しておくことも大切なポイントです。
ステップ2:魅力的に感じた部分を書き出しましょう
保育園について調べた中から、あなたがいいなと思ったポイントや、共感したポイントを書き出してみましょう。
まずは、沢山書き出して見ることによって、最初に求人を見た時と比べて、より保育園の魅力を多く感じていることに気づくはずです。
また複数の園を受けている場合ではこうする事によって、園ごとの違いや特徴を再認識できる為、その保育園を志望する動機を見つけやすくなります。
ステップ3:書き出したものから特に関心のあるもの3つをピックアップしましょう
書き出したものから、特に魅力的に感じたもの3つにマルをつけるなどしてピックアップしましょう。
人は一つの事柄を説明する時に、3つの理由に基づいて説明をすることが
最も理解してもらいやすく、かつ説得力が高いと言われています。
あなたの気持ちがしっかりと面接官に伝わるように3つに絞りましょう。
また、内容はあなたの魅力的に感じるもので構いませんが、条件に関する事に関しては1つ以内、かつ説明する際には必ず1番最後に伝えましょう。
ちょっと不思議かも知れませんが、面接官の立場になって考えてみることも大切です。
「志望動機を教えてください」と伝えたときに、第一声で「お給料が高いからです!」や「家から近いからです!」と言われてもいい思いはしないですよね。
ステップ4:3つについて、自分のエピソードがあれば付け加えましょう
ここはとても重要なポイントです。
先程ピックアップした3つの理由について、関連するあなたのエピソードを思い出しましょう。
せっかく選んだ3つの魅力的なポイントも、「何故それが魅力的だと思ったのか」を話せなければ取ってつけた志望動機と受け取られてしまう可能性があります。
どういった経験があって、魅力的に感じているのかを伝えることで、あなたの志望動機から面接官に想いが伝わります。
志望動機NG集
ラクそうだから
言うまでも無いですが、志望動機を述べる際に「ラクそうだから」といった理由ではあまりいい印象を与えることができません。
例えば、制作が少ない保育園であれば、
「制作の時間が少ない事によって、より子ども一人ひとりのことを思った保育を考えられる」のように、ただラクになることが目的でないことをはっきりと伝によるえましょう。
前職の批判
よくありがちな失敗例ですが、前職の批判は志望動機を伝える時にはしないように気をつけましょう。
志望動機に絡めて、「前職ではこういうところがうまくできなかった」のように自分の責任のもと話すのは問題ありません。
ですが、「前の主任がひどい人で」や、「こんなことやらされていたんです」といった話は度がすぎると聞いている人も不快に感じます。
あくまでアピールの場であって、あなたの話に共感してもらう場でないことに注意しましょう。
給料や条件だけ
こちらは、先程も一部説明をしましたが給料や条件だけを志望動機とすることは
面接官の印象を悪くする恐れがあるため注意しましょう。
特に最近では、高い年収を求めて転職を繰り返す保育士も増えてきています。
面接官から「もっといい条件の保育園があったらすぐ転職しちゃうのかな?」と思われてしまうような発言には注意が必要です。
志望動機は伝え方ひとつで、面接官の印象が良くも悪くも大きく変わります。
言い換えると、経験不足を補って内定を勝ち取ることもできますし、十分な経験を持っていても伝え方ひとつで不合格になる場合もあります。
志望動機を考えることは非常に大事なポイントですので、万全の準備をして面接に望むようにしましょう。