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保育のオープニングスタッフってどうなの??メリット&デメリット【徹底比較】

この記事のポイント

・オープニングスタッフはとても人気
・オープニングスタッフにもメリットデメリットはある
・オープニングスタッフの求人は常にチェックが必要

ここ数年、よく目にするようになった「オープニングスタッフ」の求人って皆さんどんな印象をお持ちですか??
今回は「オープニングスタッフ」について詳しくご紹介しますので
ぜひご転職活動の参考にしてみてください!!

そもそもオープニングスタッフとは

オープニングスタッフとは、企業か新設の施設を設立する際に新たに雇用するスタッフのことです。
保育の業界では、新設の保育園が開園する際に新規で募集するスタッフのことを指します。

近年では、子ども・子育て支援制度の充実により多くの保育園が新規開園をしています。
その為、保育の業界でもオープニングスタッフの求人が増加している傾向にあります。

オープニングスタッフはとても人気

オープニングスタッフの求人は保育業界では非常に人気のある求人です。
新設園には、既存園にはない魅力があります。
実際に「オープニングスタッフの求人だけで探したい」というご相談を頂くことも非常に多いです。

一方で、保育士の中では「オープニングスタッフは良い求人」のイメージが先行しすぎている為、
実際に入社後にギャップが大きかったというお話を聞くことも少なくありません。

ギャップを無くすためにも、どんな特徴があるか知っておいた方がいいですよね!
確かに、オープニングスタッフってなんとなくいいイメージですねー!

オープニングスタッフのメリット

新しい人間関係

保育士の転職理由が、人間関係の問題が常に上位に位置していることからも人間関係に悩みを抱えている保育士が多いことがわかります。
そういった面でオープニングスタッフの求人は、新しい人間関係で働けることが最も大きなメリットを感じる求人です。
新しい環境での難しさも勿論ありますが、人間関係がまだ形成されていない新設の保育園では
心機一転保育の仕事に取り組むことができます。

園舎がきれい、最新設備が整っている

多くの場合、オープニングスタッフの求人は新しい園舎の保育園で募集されます。
(※一部、公立保育園が民営化されるなど例外のケースもあります。)
その為、新しい園舎は綺麗で最新の設備が揃っているケースが多く見られます。
こうしたハード面での魅力は、オープニングスタッフの求人ならではのメリットだと言えるでしょう。

創り上げるやりがい

オープニングスタッフの求人を希望される保育士には、「一から創り上げるやりがいを感じたい」という理由で希望される方も相当数いらっしゃいます。
運営企業によっては細かな部分までルール化されている保育園もありますが、
それでも保育園のカラーは、開園時に在籍をしていた保育士カラーが色濃く反映されます。
何より自分の意見が反映されたルールや、行事を創り上げた時の喜びは既存園にはない魅力です。

キャリアにプラスの部分も

オープニングスタッフを経験したという経歴は、保育士のキャリアにとってとてもプラスに働きます。
特に初めて保育園を開園する企業(企業内保育室含む)や、地方から首都圏に進出をしてきた企業では、
既存園からの移動が難しい為、オープニングスタッフの経験者は非常に重宝される傾向にあります。

条件が良い場合も

求人票に記載の金銭的な条件は、オープニングスタッフと既存園では一見変わらなく見えることがほとんどです。
しかし、実はオープニングスタッフの求人は他の求人と比較して入社時の条件が良くなる傾向があります。
理由は、新設の保育園は開園当日までになんとしても保育士を集めなければならず、多少の条件を上乗せしても採用を優先する必要があるからです。
もちろん、思いのほか採用が順調だった場合や限度はありますがご自身で上手に交渉できる場合や、
転職エージェントを使っている場合では交渉を検討しても良いかもしれません。
(※あくまでも、採用状況や人事制度との兼ね合いもあるため一様ではありません。心象を損ねる場合もあひますので、くれぐれも慎重にご検討ください。)

オープニングスタッフのデメリット

一方でオープニングスタッフには、既存園にはない苦労や困難がいくつかあります。
以下のようなデメリットの部分も、しっかりと把握することは非常に重要です。

一から創り上げる難しさ

新規で開園した保育園では、半数以上の保育士を新規で採用することがほとんどです。
その為、いくら同じ保育理念や保育指針に共感をして入社した保育士同士とはいえ、最初はどうしてもお互いに探り探りの状態が続きます。

また、これまでの経験の違いから保育の進め方や日常のルールについて意見が対立することも多いでしょう。
オープニングスタッフは、こうした状況の中で互いにコミュニケーションを深めながら一つひとつ創り上げていくことが求められます。

行事が大変

新規で開園する場合、行事の企画・運営はとても大変です。
前年度の例がないため、

  • ・どんな行事を行うか
  • ・行事を行うためになにを準備するか
  • ・準備の仕方はどんな方法があるか
  • ・スケジュール感

など決めなければならない事が沢山あります。
勿論一定以上の内容は園長などの役職者が行いますが、新規開園では全員の積極的な参加の姿勢が重要となります。
これまでにやった事がないような仕事にも挑戦していく必要があるかもしれません。

保育士人数がギリギリの場合も

新規で開園する保育園の場合、既存園と比較すると保育士配置基準に対してギリギリの保育士しかいないケースが多い傾向にあります。
特に、複数の保育園が同じ地区で同時期に開園する場合では保育士が分散してしまい、保育園は採用が難しくなってしまいます。

ご自身で転職活動をする場合は、採用状況を把握することは難しいですが、
転職エージェントや、友人など何らか情報が得られる状況であれば気をつけてみるとよいでしょう。

想定外のハプニングも

上記以外にも、新規で開園した保育園は想定外のハプニングがよく起こります。
既存の園では当たり前だったものが無かったり、想定よりも加配の子どもが多かったりするケースもあります。
オープニンスタッフとして入社するには、既存園との違いがあることを認識して、柔軟に対応する心構えが必要です。

オープニングスタッフの求人時期って?

んー、オープニングスタッフのことは大体わかってきたけど、やっぱり4月にならないと求人でてこないんでしょ?
確かにオープニングスタッフの求人は、新設園の開園が多い4月に集中します。
でも最近は、年度の途中に開園するケースも増えているんですよ!

1年中新しい保育園がオープンしてる

近年では多くの保育園が年度の途中に開園をしています。
これに合わせて、オープニングスタッフの募集も年度途中に行われているケースがあります。
そして、この年度途中に開園する保育園は4月と比べて認知され辛く、内定率のあがりやすい特徴があります。
一言で言うと、「とても狙い目の求人です」

でも年度途中で開園ってちょっと変じゃない?
年度途中に開園する保育園の多くは行政からの要望でその時期になっています。
なので、なにか問題があるとかってことじゃないんですよ!

オープニングスタッフの求人は早めに探しましょう

もし、あなたが「オープニングスタッフの求人に応募したい」次は新設の保育園で働きたいと思ったら早めに探すことをおすすめします。
条件のいいオープニングスタッフの求人は、あっという間に充足してしまいます。
実は、以下のような理由で一般に募集を始めた時には残りわずかになってしまっているのです。

他の保育園から異動で集めている

複数の保育園を運営している法人では、
新規開園の際に他の保育園から移動の形で保育士を集めることが多くあります。
異動の保育士の場合は、すでにその法人の保育を理解し、保育理念や保育方針に則った保育をすることができるので安心して新規の開園を任せることができます。
また、新規の採用ではない為金銭的にも安価で済みます。

エージェントに先に公開されている

実は、オープニングスタッフの場合は一般の求人サイトに公開されるより前に
転職エージェントに求人が公開されていることがあります。
特に認可保育園では、行政の許認可が正式に下りるまでは求人を公にすることができません。
とはいえ、現在は保育士不足の為許認可後からの採用活動では必要数の保育士を集めることすら難しいのです。
そこで、新設の保育園では転職エージェントを通して内々に採用を進めるケースが非常に多く、
許認可が下りて一般に公開される頃には既に埋まってしまっているケースも珍しくありません。

転職エージェントの「非公開求人」にはこういった求人も含まれています。
まとめ

オープニングスタッフは、メリット・デメリットそれぞれですが
既存の保育園では得難い経験や達成感を味わうことができます。
もし興味を持たれたら、ぜひチャレンジしてみてください!!